寒さの厳しい日が少なくなり、日中暖かい日が多くなりました。そうなると花粉症の季節の到来です花粉症の方にとって3月〜4月は、目の痒みやくしゃみ、鼻水など、とても苦しい毎日です。
花粉症に加え、近年では同時期の黄砂も飛び、花粉症の症状が悪化したり、家や車が汚れて大変です。
中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など、乾燥・半乾燥地域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象。3月・4月をピークに6月ごろまで続く。
外壁・屋根塗装への影響
春は気候が穏やかで、塗装には最適なシーズンです。
しかし車が黄色くなるまで黄砂や花粉が飛んでいる中で、外壁塗装をしても品質や仕上がりに影響はないのでしょうか?
結論から申しますと特に問題はありません。以下で理由を紹介します。
影響がない理由
粒子の大きさ
砂埃などが外壁に付いたまま塗装すると、粒子が大きいため剥がれやすくなります。
しかし、花粉や黄砂の粒子はとても小さく、外壁に付いたまま塗装をしても後々不具合には繋がりません。そのため、花粉が飛ぶ季節であっても、塗装工事を行なうことが出来ます。
塗装前の高圧洗浄作業
屋根や外壁塗装工事では、塗装作業の前に高圧洗浄を行ないます。例え、粒子の大きな花粉や砂埃がついていたとしても、この作業で表面を綺麗にすることができます。
飛散防止シート
塗装工事の前には必ず最初に足場を設置し、飛散防止シートで覆います。これは工事中の安全面や仕事のパフォーマンスを上げるためにも重要な工程です。
家全体をシートで覆うことで、塗装する塗料の飛び散りや、外部からの花粉や黄砂などの侵入を防ぎます。大きな粒子の花粉も外壁に付かずに塗装作業ができるので、剥がれやすくなるなどの恐れはありません。
また、この飛散防止シートは道具の落下などを防ぐためにも重要です。
さいごに
基本的に屋根・外壁塗装工事で花粉や黄砂が悪影響を及ぼすことはありません。それでも不安が残る方は、花粉の時期を避けて塗装する事をおすすめします。
ただし、塗装時期を先延ばししすぎると、外壁の劣化症状が悪化してしまったり、梅雨時期に入り塗装工事を行えない可能性もあるのでご注意ください。