外壁塗装で失敗しない!手抜き工事を見抜くチェックリスト

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なぜ手抜き工事が起きるのか?

外壁塗装は、住宅メンテナンスの中でも大きな費用がかかる工事です。だからこそ「信頼できる業者に任せたい」と思うのは当然です。しかし残念ながら、業界には未だに「手抜き工事」をする業者が存在します。

工事が終わった直後はきれいに見えても、数年で塗膜がはがれたり、ひび割れが再発したりするケースも少なくありません。その多くは、施工時に必要な工程を省いたり、質の低い材料を使ったりする「手抜き」が原因です。

そこで今回は、外壁塗装で失敗しないために知っておきたい 手抜き工事を見抜くチェックリスト をご紹介します。契約前・工事中・工事後、それぞれの段階で確認すべきポイントを整理しました。

1. 契約前に確認すべきポイント

✅ 相見積もりを取る

極端に安い見積もりを提示してくる業者には要注意。安さの裏には「材料を削る」「人件費をカットして手抜き工事」といったリスクが潜んでいます。必ず複数社で比較検討し、価格だけでなく「施工内容」も確認しましょう。

✅ 工事内容の詳細が明記されているか

見積書に「一式」とだけ書かれている場合、手抜きの温床になりやすいです。

  • 下地処理の有無
  • 下塗り・中塗り・上塗りの工程
  • 使用する塗料のメーカーや種類

これらが明確に書かれていなければ要注意です。

2. 工事中にチェックすべきポイント

✅ 高圧洗浄を行っているか

塗装前に外壁の汚れやカビをしっかり落とさなければ、どんな塗料も長持ちしません。洗浄作業が1日で終わるなど、極端に早すぎる場合は手抜きの可能性があります。

✅ 下地処理(補修)がされているか

ひび割れやサイディングの目地(シーリング)の劣化を補修せずに塗装を始めるのはNGです。必ず「下地補修をしてから塗装に入っているか」を確認しましょう。

✅ 塗料は3回塗りか

外壁塗装は基本的に「下塗り → 中塗り → 上塗り」の3工程が基本です。2回で終わらせたり、塗布量を減らしたりする業者は手抜きの可能性大。現場を覗いたときに「今日は何回目の塗装をしていますか?」と聞くのも効果的です。

✅ 作業時間が極端に短くないか

通常、外壁塗装は2〜3週間かかります。数日で終わるような工期は、乾燥時間を守らず重ね塗りをしているケースがあり、耐久性が著しく低下します。

3. 工事後に確認すべきポイント

✅ 塗りムラや気泡がないか

完成直後に見たときに、光の当たり方で色ムラが出ていたり、細かい気泡が目立つ場合は施工不良のサインです。

✅ 塗装以外の部分に汚れやはみ出しがないか

窓枠や雨樋に塗料がはみ出しているのは、養生(マスキング)を怠った証拠。丁寧な業者なら仕上がりも美しく、細部まで配慮されています。

✅ 保証書が発行されているか

きちんとした業者は、工事完了後に保証書を渡します。「保証はありません」と言われる場合は要注意です。

4. 手抜き工事を防ぐためにできること

  1. 信頼できる業者を選ぶ
     施工実績や口コミを確認し、地元で長く営業している業者を選ぶのがおすすめです。
  2. 工事の様子を写真で残してもらう
     高圧洗浄や下塗りなど、工事中の様子を写真に残してもらえば、あとで工程を確認できます。
  3. コミュニケーションを大切にする
     質問に丁寧に答えてくれるか、工事内容をわかりやすく説明してくれるかも大事なポイントです。

まとめ

外壁塗装は、家を守る大切な工事です。しかし、知識がないまま業者に任せきりにすると、手抜き工事をされても気づけず、数年でやり直しを迫られることもあります。

大切なのは「契約前・工事中・工事後」でそれぞれチェックすること。

  • 見積もりの明確さ
  • 工程を省いていないか
  • 完成後の仕上がりや保証

これらを確認することで、手抜き工事を未然に防ぎ、安心できる外壁塗装が実現します。